アプリックスのBeaconモジュールを設定してみる
どうも、みーたです。
前回のエントリーにたくさんのアクセスをいただき、iBeaconおよびBluetooth Low Energy(BLE)の注目度の高さを実感しています。
今日は前回の続きでアプリックスのBeaconモジュールの設定について書いていきます。
まずは同梱物を確認します
箱の中には次の物が入っていました。
- Beaconモジュール
- クイックスタートガイド等、書類数枚
- MyBeaconID情報について
Beaconモジュールが主役なのは当然として、同じくらい大切なものが「MyBeaconID情報について」です。ここにはMyBeaconIDとパスワードが書かれています。設定ツールのダウンロードやBeaconモジュールの設定に必要なので、なくしたりパスワード漏洩しないよう保管しておきましょう。
設定はiOSアプリでやります
Beaconモジュールの設定の書き換えは専用のiOSアプリを通して行います。iOSアプリはプロジェクトをビルドして作成するのでiOSアプリ開発環境(Xcode)が必要です。
※Android向けSDKも公開されていますが、どういう機能があるか未確認です・・・
プロジェクトをダウンロードしてビルドする
開発者向けサイトにアクセスしてiOS対応設定アプリケーションのプロジェクトをダウンロードします。この時にMyBeaconIDとパスワードを求められます。もちろんEULAにも同意します。
iPhoneを接続してプロジェクトをXcodeでビルド&実行します。
私の環境では特に設定をいじることもなくビルドに成功しました。
iPhoneにBM1Setupがインストールされて準備完了です。
BM1Setupを使ってみる
設定アプリを起動するとMyBeaconIDとパスワードを求められます。認証に成功すると書き込み画面になります。
まだBeaconモジュールを認識していないので入力欄は空白になってますね。
左下の「BM1選択」をタップするとBeaconモジュール選択画面が表示され、認識したBeaconモジュールを一覧表示します。
1台しか起動していないので1つだけ・・・
1つだけ表示されているBeaconモジュールをタップすると、書き込み画面に戻ります。
今度は選択したBeaconモジュールの現在の設定値が表示されています。
MyBeaconID以外の設定値は任意の値が設定できます。Beacon UUIDは自動採番も出来るのでなかなか便利。
右下の「書き込み」をタップすると設定値がBeaconモジュールに書き込まれます。
以上で設定は完了です。UUID、Major、Minorを任意の値とすることでBeaconモジュールの識別が出来るようになります。
ちょっと気になったところ
圏外だと設定できない
MyBeaconIDの認証時にサーバーとやりとりしているのでiPhoneが圏外だと設定アプリが使えませんでした。可能性は低いですが認証サーバーに障害が発生しても同様になると思います。
アクセス権限の付与方法がわからない
公式サイトによると設定値の書き換え権限を設定できるようですが、ちょっと今回はわかりませんでした。もしかして設定アプリは使わない?問い合わせてみたいと思います。
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